Newsの時間です🎤

鹿児島市の八反丸リハビリテーション病院で避難訓練が実施されました。


今年度の避難訓練は、最低限の感染予防策として、自主訓練形式で複数日にフロア別に分けて実施しました🚒🧯

火災感知⇒火元特定⇒初期消火⇒通報⇒避難誘導までの一連の流れを実施⛑️🔥


訓練のシチュエーションは以下の通り👇👇👇

時間は夜勤帯(院内に当直者と守衛しか残っていない状態)🌙⌚

火元は、

2F:B棟リハビリ室内、ホットパック機器コンセント部分でトラッキング火災が発生🔥

3F:A棟洗面所、洗濯機コンセント部分でトラッキング火災が発生🔥

4F:E棟リハビリ室内、ホットパック機器コンセント部分でトラッキング火災が発生🔥

トラッキング火災とは❓❓

“コンセントとプラグの隙間にほこりがたまり、湿気を含むとプラグの両刃間で火花放電(シンチレーション)が繰り返されます。やがて、プラグの両刃間でショートし、繰り返し発生する微小な火花放電がプラグ両刃間の絶縁状態を徐々に悪くし、トラック(炭化導電路)が形成されます。トラック(炭化導電路)に電気が流れることによって生じた電気抵抗により発熱し、ついには発火します。”

引用:総務省消防庁 防災・危機管理eカレッジ 火災対策 2.トラッキング現象による火災

みなさんもご家庭のコンセント周りは定期的に掃除してくださいね🧹✨


患者数は、各階共通して6名(担送2名、車イス2名、歩行フリー2名)👫


従来の避難訓練では、出火場所や患者数・配置、初期消火・通報・避難誘導で行うべき事などの情報は一切公開せずに行っておりましたが、今回の訓練ではそのような情報を事前に開示し、それを元に計画を立てていただき(初期消火の方法と中止基準、避難経路設定や防火戸閉鎖、通報時に消防機関へ提供するべき情報など)、計画と実践でどの程度ギャップが生まれるのか体験する事を目的に行いました🧾

2F病棟

3F病棟

4F病棟


フロア別に分けた事で、全体の流れが把握しやすくなり、見えづらかった部分の細かいところまで見る事ができました💡✨

今回は事前に情報を開示した事で、綿密な計画やシミュレーションを行った上で訓練に臨めましたが、やはり計画と実践ではギャップが生まれ、改善すべき点も多くありました。

実際の火災はいつ・どこで起こるかわからず、訓練で想定し得ない事態が起きるかもしれません。

万が一火災が起きた場合に、訓練とのギャップを少しでも埋められるように、このような定期的な訓練や、自身のイメージトレーニングが大切になってきます🤔💬

仕事場での訓練ですが、自宅や外出先で火災に遭ってしまう可能性もあります。ご家族など大切な方々と万が一に備えて「このような時はこうする」というのを確認しておくのも良いかもしれません。

近年、規模の大きい災害が毎年のように起きております。他人事にせず、少しずつで良いので災害への備えをしてみてはいかがでしょうか❓❓


現場からは以上です🎤