TMS治療とは?
TMSとは、コイルから発生する磁気によって大脳を刺激して、大脳の神経活動性を変化させる装置です。
元々は検査目的に用いられていた装置ですが、近年になり連続してTMSを行うことで「脳が持っている機能代償能力(病変した組織を補う力)を最大限に発揮させる」ことを目的に研究が進められています。当院では、1秒間に1刺激という低頻度刺激を健側大脳(病変の無い方の脳)に適用することにより健側大脳の神経活動を抑えて病側大脳の活性を増す、簡単に言うと「左右の脳のバランスを整える」という治療を行っています。実際にTMSを行う際には、患者さんは安静にして座っているだけで、痛みなどの苦痛は伴いません。刺激装置は頭の上からあてるだけなので、身体に傷をつけることもありません。



治療の流れ

当院に入院した場合のTMS治療のスケジュールは下記の通りになります。
※東京慈恵会医科大学のNEURO15に準じています。